財産
朝、犬の散歩兼ウォーキングを終えて、いつものように家の前のゴミを拾っていたら
お隣の女性が「○○さん(私)、ありがとう!」と笑顔で手を振ってくれて足早にバス停に向かっていかれました。
お隣の共働きのご夫婦はいつも一人ずつでしか見たことがなく、お忙しい毎日のよう。
奥様が出勤されてから旦那さんが起きるらしく、ちょうど私が散歩から帰って庭でごそごそしていると
珈琲を入れる香りと換気扇からのタバコのにおい。
なんとなく心で「おはようございます」といってしまいます。
それにしても「ありがとう」という言葉と笑顔はとても力があるものです。
それだけで私も笑顔になれて、ちょっと恥ずかしい気持ちもあったり、とにかくいい朝になるのです。
もし、無言のままのお隣の方の後ろ姿を見てしまったら人間ができていない私は「ちぇっ」なんて
思っていたところでしょう。
というのは、いつもお隣の方まで掃除はしているけれど、多分気づかれていない....と思っていました。
ご近所を見渡しても掃除をしているのは専業主婦の方ばかり。そうゆう人たちで地域は持っているんだと結婚して感じる、というか気づきました。
それって不公平?とはじめは疑問に思いましたが、忙しく働いている人がそれを免除されているわけではなく、やっぱり「やらない」ことはそのまま蓄積されていくのでは、もしくは何も蓄積されないのではと思うようになりました。
後でしわ寄せが来るとかではなく、心の中の問題です。
ゴミがあると気づく、掃除をしたいと思う、掃除道具を用意する、時間をやりくりして掃除をする、
すっきりする、気持ちよくなる、地域の空気を知る...そして誰かが見ている。
そういったことは経験しないと分からない心の動きがきちんとあります。
うまく表現できないけれど、心の財産になるような経験なんだと思うのです。
それができる(状況、心もちの)自分でよかったと、改めて夫に感謝しなければならないとも思えるのです。
しかし、毎日毎日、同じ場所にタバコのパッケージのビニールを捨てていく人に
一度お会いしてみたいです。
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